傘の使い方、お手入れ方法

普段、何気なく使っている傘ですが、実はその1本1本は40~50個のパーツから出来ています。このパーツの数はファッションアイテムとしてみても異例の多さです。だから「丈夫であることがあたりまえ」のように思われがちな傘は、非常にデリケートなものでもあるのです。もちろんメーカーも使いやすさと耐久性の向上については充分に研究し、製品に反映させています。しかし、長持ちさせるためには、やはり丁寧に扱うことが重要です。

開くときの注意点

無理な力で開くと生地が絡んで骨が折れたり、傘全体に負担がかかる原因となります。 傘を開くときは、よくほぐしてから生地や骨同士の絡みがない状態で開いてください。

使用中の注意点

ご使用中、傘を回したりしていませんか?傘をまわすとハンドルやロクロに遠心力がかかり大きな負担となります。

振り回したり、杖代わりに使ったりしていませんか?傘には尖った部分がありますので、ご使用の際は周囲の安全をご確認ください。傘をステッキ代わりに使用すると故障の原因となります。

ハンドクリームや日焼け止めクリームが付いた手で傘を持ったりしていませんか?生地やハンドル等が色落ちしてしまうことがありますのでクリーム類の付いた手で傘を保たないようにしましょう。

使用後に強く水切りしていませんか?これもよく見る光景でが、実際はすごく傘に負担がかかっています。やさしく水切りしてください。

傘をたたむとき、生地を締め付けたり擦ったりしていませんか?生地表面の加工がとれてしまいますのでやさしくたたんでください。

傘を車中に放置していませんか?骨が錆びたり、熱で曲がってしまったりすることがあります。

傘を濡れたままにしていませんか?水気は傘の大敵です。骨が錆びたり、生地がいたんだりしますので使用後は必ず陰干しをしてください。

お手入れ方法

傘を長くお使いいただくために

  1. 1. 使用後は十分に雨水を切ります。
  2. 2. 傘を広げた状態で、シャワーなどで傘の表面の汚れを洗い流します。
    ※使用後に、雨に含まれる不純物をしっかりと流すことによって、生地の変色やにおいなどを防ぐことが出来ます。
  3. 3. 傘を広げた状態で室内で陰干ししてください。
  4. 4. しっかりと乾きましたら、ネームバンドで傘を束ねて暗所に収納してください。
    ※日光やライトを長時間浴びると生地が変色する場合があります。

撥水効果が落ちてきたら

防水スプレーのかけ方

  1. 1. はじめに、上記のお手入れ方法をお試しいただき、しっかりと乾いた状態でスプレーをかけます。
  2. 2. 風上に立ち、30cm以上離れた場所から、生地表面にまんべんなく防水スプレー(撥水スプレー)を当てていきます。
    ※スプレーに記載されている使用方法に則って行ってください。使用方法を誤ると傘生地にしみをつくってしまうことがありますのでご注意ください。
  3. 3. すべての生地にスプレーを当て終わりましたら、傘を広げた状態で室内で陰干ししてください。
  4. 4. しっかりと乾きましたら、ネームバンドで傘を束ねて暗所に収納してください。

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